かぐや姫

2013−4−20(土) 晴れ のち 曇り のち 雨

しばらくぶりで韓国語の勉強に行きました。
授業が始まる前に、みんなでぺちゃくちゃしゃべっていたら、パク・ジニー先生が
入ってこられるなり、「あっ!岡崎氏、かぐや姫になってる!」と
おっしゃいました。
わたしは何のことかわかりませんでした。
「ウラシマ太郎の女版」というわけでもなさそうだし……。
そうしたら、続いて入ってきた人たちも、「かぐや姫じゃ!かぐや姫じゃ」と
言います。
何のことはない。
わたしの髪型がかぐや姫スタイルだったということでした。
昨日ストレートパーマをしたから、しばらくは結わえたり、ピンでとめたり
できないのです。
それで、たださらりと流していただけなのですが、それがかぐや姫
髪型だったようです。

生まれつきの視覚障碍者は、自分の目で絵本などを見ることができません。
それが何を意味するかというと、絵本に出てくる有名な主役たちが、どんな姿をしているのかわからないということになるのです。
わたしもそうでした。
20代の頃、盲幼児の研究をされていた恩師に、そんな話を聞かされて、わたしは
初めてそのことを意識したのです!
金太郎と桃太郎とウラシマ太郎と。
今なら想像がつきますが、その時は、ちょっとパニックでした。
そんなわけで、今日のかぐや姫は落とし穴でした。
帰宅してからヘルパーさんにそのことを話したら、平安時代十二単の女の人は、
みんなそんな髪型ですよと教えてくださいました。
そう言えば雛人形の女性たちは、内裏雛を除いて、こんな髪型だったかもしれないと思いました。
でも、絵本のかぐや姫のヘアスタイルを、初めて知ることができた今日は、やっぱり感動しました。
なんて知らないことがたくさんあることだろうとも思いました。