フラメンコ

本当に、おおげさじゃなく、なん10年も待ち続けたフラメンコのレッスンを、
きょう受けてきました!
カスタネットの打ち方、手と顔の動かし方、足の出し方、
靴の鳴らし方、手の打ち方……
と、1時間15分はあっという間でした。
どれも難しいと言えば難しいのですが、なんだか、やっぱり、どれもこれも、
「水がしみ込んでくるように」、とても気持ちよく感じました。
先生もとてもすてきな女性で、わたしは体の力をすっと抜くことができました。
 今回フラメンコを「どうしても習おう」と思ったきっかけは、
今年の3月9日のユニバーサルデザインオペラ「カルメン」(ハイライト)で、「ハパネラ」などを歌わせていただいたことです。
来年の1月11日に、「カルメン」を通しで公演することになっていて、
そのオーディションが5月17日にあるのです。
わたしはまた「カルメン」の歌で受けるつもりですが、採用されるかどうかは
わかりません。
「合唱のアルト」と言われれば、それも魂を込めて歌いたいと思ってます。
実際合唱が本当に少ないので困ってもいるのですから。
でも、やっぱり、わたしの血の中には、「ジプシー」の血が
流れているのかもしれません。
カルメン」を歌わせてもらえなかったとしても、やっぱりフラメンコは
「身にまといたい」のです。
「悟りの境地」にでもならなければ消すことのできないもの!
わたしの中で激しく燃えたぎるもの!
行き場のない悲しみ!
悔しさ!
嫉み、それらのマイナスのエネルギーを、あの情熱のリズムにぶつけて
「無」にしてしまいたい。
そんなことを思ってしまうのです。
 「フラメンコ」に身を投じた感想を一言で言うなら、長い間憧れていた人に
「決死の覚悟で」告白して、それがしっかり受け止められたという気持ち。
「君をずっと待ってたんだ!」なあんて言われちゃって……!
(わたし妄想癖がある?)